きむ

強く感じ、思い、吐き出したいこと

2021.3.3 パパとママとこのハウスが好き

 

未来の私へ

 

私は昔からパパとママとこのハウスが好き。

 

世の中がこうでなければ私はこの家で永遠に暮らしたっていい。

でも、この世には結婚というものがある。

そして私には結婚願望がある。

だからいつかこの家を出て行く。

結婚した時に家事ができるよう、

一人暮らしもするつもりだ。

それでもパパとママとこのハウスが大好き。

 

 

でも、このハウスには私の苦手な者もある。

姉だ。

仲良しな姉妹や兄弟が羨ましくて、

仲良くしたこともあった。

怒らずに自分がやればいいと思った。

意外と上手くいっていた。

でも、私がされて嫌なことを、彼女は辞めなかった。

 

一昨日、彼女は私が数学の勉強をしている中、一日中携帯を触っていた。

夕方になり、母が帰ってくる頃、私は失望する母の姿が目に浮かび、急いでシンクの食器の山を片付けた。

その今日、私はいつも通り数学の勉強をしていた。そして夕方、姉が車校から帰ってきた。

米を炊こうとした姉が、私にこう言った。

「数学だけなら洗い物してや」

寒気がした。ドン引きってやつをした。

私は彼女が受験生だつまた時も、

自分が現役受験生だった時も、

毎日のように洗い物をした。

浪人しているにも関わらずこの間は洗い物をした。

でも彼女は、頭の悪い彼女は、自分大好きで自己中な彼女は、そう言ったんだ。

もう全てが崩れた。

優しくしたのも、少し見逃したのも、

イライラを抑えて楽しそうにしていたのも、

全部どうでも良くなった。

全部言ってやった。

この家には邪魔だと言った。

出て行けと言った。

心の中では

今すぐ引きずり出してやろうかと思った。

本当に嫌いだ。二度とその顔を見せるな。

とも思った。

爪が食い込むほど拳を強く握り締めた。

しかし、学力で完全に勝っている姉は、

何を言われてもそれを盾に身を守った。

学力負けてるくせに言われたくないと言われた。

悔しいけれどそれだけは認めざるを得なかった。

 

私はこの19年、一分一秒を大切に生きてきた。

したいことをした。

勉強より他を選んだこともあったけど、

間違ったなんて思っていない。

今は将来の夢をみつけ、その職に相応しい人間になるために色んなことを学んでいる。

その点でいえば、彼女には夢はないし、

大学を出て何をするかも決まっていない。

さらに、大学院に行こうか迷っていると言うのに英語の勉強すらも怠り、携帯で動画配信サービスを漁っている。

だらしがない人間なのに成績は人よりやや優秀で、周りにも素敵な友達がいる。彼女には勿体ないくらいの。

 

悔しい。本当に悔しい。

だから、私は人生100年かけて見返してやると決めている。だんだんその2年の歳の差がなんでもなくなる頃に、私が彼女に向けられる盾を握っていられていることを願う。

 

 

どうか、本当に大事なことを忘れずに、

夢に向かって頑張ってください。

大事なのはあなたが目指すその職に就く人の象に近づくことです。恩師のような素敵な人間になることです。オッパたちのように親身になってその職を全うすることです。

そして、今までで1番、大きくて丈夫な盾を、

掴み取ってください。

私は今は、数学を、一生懸命頑張ります。