きむ

強く感じ、思い、吐き出したいこと

認知症の祖母

https://www.iuhw.ac.jp/composition_contest/pdf/danno.pdf


今まで不安なことがあればすぐに電話をかけてきていたおばあちゃん。認知症が進んで電話がかかってこなくなっていたけれど、久しぶりにかかってきた。

会話が成り立たなくて悲しくて、ばあちゃんが電話の向こうで淡々と訳のわからない話をする中、私は必死に声に出すのを堪えながら泣いていた。

悲しくなって、認知症の祖母と検索をかけると、1番上にこの文章が出てきた。大泣き。
笑ってないって、初めて気づいた。
いつもは声が聞けただけで安心やわと言ってケラケラ笑って電話を切っていたのに、
今日は、お金のことでまたで困ったらまた電話してもええか?ほな、切るな
どこにも感情がないように聞こえて、だから悲しかったし、ちょっと憎いのもわかる。

また前みたいに、訳のわからない話をもうんうんと素直に聞いてあげられるように、おばあちゃんが穏やかな生活ができる方法をママと見つけようと思う。

こんなところに書くべきではないけど、
これはほぼ備忘録で、
嫌になったわけではないと言い聞かせるためのメモでもある。